ペース・メソッドの広場

topページへペース・メソッドの広場「新しい年を迎えて」

2012/01/21

「新しい年を迎えて」

 

 

    神保洋子(ジャパンディヴィジョンエリア・コーディネーター)

 

昨年は地球に災害の多かった年でした。特に日本は、大打撃を受けました。

  

何年か前、アメリカでティーン•エイジによる犯罪が多発したとき、ペース博士が音楽の授業のため、教室に入ってくるなり、いきなり怒った顔で「教育がいけない、行動をしているとき自分が何をしているのか頭が働いていなくて、分かっていない若い世代が多すぎる、そして分かっていても心と繋がっていない、だから恐ろしい犯罪をおかしてしまう、心と頭と行動が常にバランスをとって稼働できるように教育されていない」という意味のことを言われたのを思い出します。

 

もはやそんな局部的な話ではなく、エネルギーの問題 にしても、環境問題にしても、人類全体、地球が存続していけるかという大きな問題になってきました。

 

そして、ペース博士は、もちろんテクニックと頭脳的な音楽理論の理解と、そして音楽の美しさを感じる心の大切さ、ピアノにおいては、それらを常にバランスをとって開発することがいかに大切であるかという話にもっていかれました。ですから数学や語学、そして科学や医学の進歩も大切ですが、学業の中では同時にそれらと並んで、いや、音楽はそれらの科目の中心を占めるものと主張されたペース博士の考え方にいよいよ賛同しなければいけない時がきました。

 

私たちは地球の片隅で音楽を教えているだけです。でも私たちの次の世代がペース•メソッドをとおして心と頭と行動が常にバランスをとって稼働することを学び、もちろんピアノにおいてだけではなく、何においてもそうであるように、すばらしい人類の世界を続けていけるように努力をしていくべきです。ペース•メソッドの音楽をもっと広め、音楽が満ち満ちた平和な豊かな世界になりますように、2012年はその一歩を歩み出した年です。

 

皆様、すばらしい年をお迎えください。